箏とは

 
箏(琴)のはなし
 
和楽器は敷居が高いと思われがちですが、現在は洋装で、
椅子に座って演奏することも増えてきました。
曲も古典的なものはもちろん、Pops等も和楽器で演奏されている場面も
目にするようになったのではないでしょうか。
日本文化は師弟関係等厳しいイメージがあるかもしれませんが、若い先生も増えてきて
以前より洋楽器を習いに行く感覚で通えるようになってきたかと思います。
 
【琴】
皆さん「こと」と聞いてこちらの漢字を思い浮かべると思いますが、本来の字は
「箏(こと)」になります。
柱を動かすことによって音の高さを変えるものが、現在一番目にする「箏」です。
「琴」は柱がなく、絃を押さえる指のポジションを変えることで音程を変化させる楽器。
 一絃琴・二絃琴・七絃琴・大正琴が、これにあたります。
 
【流派】
箏曲には、生田流と山田流があり、大きな違いは「爪の形」と「姿勢」です。
生田流は「角爪」を用い、この角を有効に使うため箏に対して左斜め約45度に座ります。
一方山田流は、先の丸い「丸爪」を用い、箏に対して正面に座ります。
楽曲については、曲名は同じでも歌の節や、手付けが異なります。
比較的生田流よりも山田流の方が「歌もの」を多く扱っている傾向があります。
また、生田流は古典曲などの「歌もの」に加え、現代曲も多く演奏されています。
箏曲で有名な「春の海」は生田流の楽曲になります。
こちらの教室は生田流ですが、生田流でもさらに流派に分かれており、「沢井箏曲院」という流派になります。
沢井箏曲院は、演奏家・作曲家であった沢井忠夫により1979年に設立されました。
 
沢井忠夫作曲≪焔≫ご紹介

箏&ピアノ「イタリア協奏曲 より 第1楽章」

ご興味を持って頂けた方はぜひ三浦可栄 箏教室へ